スキルを新しく身につけることや転職を考えるとき、人気のある選択肢が「webデザイナー」。
- どんな仕事をするのか?
- どんなスキルが必要なのか?
- これからの業界の将来性はどうなのか?
- 具体的にどんなツールを使う?
- 本当に自分に合っているのか?
独学するにしろ、スクールに通うにしろ、自分の大事な人生の時間とお金を使うことになります。
すぐにスクールに大金をつぎ込む!…のではなく、色々と慎重に調べてみることが大切。
この記事を読むと、Webデザイナーとは何か、Webデザイナーに必要なスキルが何か、また実際に自分がWebデザイナーになったときのことをイメージできるような必要最低限の知識が得られるようになっています!
Webデザイナーってどんな仕事?
Webデザイナーは、ウェブサイトを作るひと。
何だかかっこいい。そんな抽象的なイメージかもしれません。
そうなのですが、会社にもよりますがWebデザイナーの仕事は多岐に渡ります。具体的にはクライアントの要望ヒアリングからサイトのデザイン、コーディングなどを行います。
大手の制作会社などですと、デザイン部門/コーディング部門/制作進行を管理するディレクター部門と分かれているところが多いです。
小規模の企業ですと、一人のデザイナーがデザイン・コーディングを担当するところもあります。
Webデザイナーの役割とは?
Webデザイナーは、ウェブサイトのデザインやコーディングを担当する専門家。
ユーザーの使いやすさを考えたユーザーインターフェースの設計やグラフィックデザイン・コーディングなどを行い、クライアントの要望と現実的に可能なサイト案を擦り合わせながらウェブサイトを作成していきます。
Webデザイナーが作るものって?
当然かっこいい/可愛いWebサイトだろう…と思いますが、けっこう掘り下げると深いんです。
ユーザーインターフェースの設計
ユーザーがウェブサイトを訪問する際の動線や直面する問題を理解し、それに対応するために最適な解決策を提供します。
ユーザーが簡単にサイトを訪問した目標を達成できるように、ウェブサイトやのレイアウトや構造を見やすく設計します。
私達が何かのWebサイトを見て、サービスを利用するときに
「何だかこのサイト、使いずらいな…。
何がどこにあるのか良くわからない。めんどくさいからや〜めよっと」
となったことはありませんか?
そんなことが無いように、サイトを訪れたユーザーが気持ちよくサービスを利用できるよう
ユーザーの動きを考えて使いやすいようレイアウト構造を設計することが大切。
ユーザーに響くデザインの作成
Webデザイナーは、デザインにも精通する必要があります。
ウェブサイトのビジュアルデザインを作成し、ユーザーに魅力的な体験を提供します。
クライアントに合った/コンセプト要望に応えるようなイメージの色、フォント、画像、アイコンなどを使用して、ウェブサイトのブランディングを強化します。
Webデザイナーに必要なスキルとは?
Webデザインと聞くと、必要なのはデザインのスキルだけかと思いがち。(私はそう思っていました…💦)
でも、そうではないんです。
デザインスキル
Webデザイナーにとって、デザインスキルは最も重要なスキルの一つ。
デザインスキルには、以下が含まれます。
- 色彩感覚
- レイアウトの知識
- フォントの使い方
また、デザインツールを使いこなすことも必要です。
Adobe PhotoshopやIllustratorなどのグラフィックソフトウェアを使いこなせることが必須です。
HTML/CSSの基礎知識
Webデザイナーは、HTML/CSSを使ってデザインを実装していきます。HTML/CSSは、Webサイトを構築する上で必要なパソコンの言語です。
HTMLはWebページの構造を定義するために使用され、
CSSはWebページの装飾スタイルを定義するために使用されます。
サイトのデザインを決めたあと、コードを書いていくとそのデザインがオンラインで実現できる仕組みです。
「コーディング業務」というと、最低HTML/CSSが含まれます。
コーディングも担当したいと考えている方や、まだ自分がデザインに向いているのか?それともコーディングが向いているのか?
適正がわからない方はとにかくやってみましょう。
HTML/CSSの基礎知識を習得することが必要です。
デザインを考えた後、それを実際にネット上で表示できるようにしていくのがコーディング作業。
- HTML:デザインやスタイリングの機能は持っておらず、主にウェブページのデザインや構成を指定する言語
- CSS:デザインやスタイリング
- Javascript:サイトに動きをつける
JavaScriptの基礎知識
先ほどちらっと出てきたJavaScriptは、Webページに動的な機能を加えるために使用される言語。
Webデザイナーは、JavaScriptの基礎知識を持っていることが望ましいです。
JavaScriptを使うと、最近特に人気のある動的なエフェクトやアニメーションをWebサイトに追加することができるんです!
コミュニケーションスキル
Webデザイナーには意外?と大切になってくるのがコミュニケーション能力です。
クライアントやチームメンバーとコミュニケーションを取ることが必要だからです。
クライアントの要望を理解し、チームメンバーと協力してプロジェクトを進めるために、コミュニケーションスキルはとっても大事です。
あとは、フリーランスや独立した時に大切になってくるのが人脈や営業力。
同じ程度の能力を持っているデザイナーなら、一緒に仕事をしていて心地良いと思ってもら方が有利ですね。
プロジェクトマネジメントスキル
プロジェクトのスケジュールや予算を管理したり、チームメンバーと協力してプロジェクトを進めるために、プロジェクトマネジメントスキルが必要です。
また、プロジェクトの進捗状況を報告することも重要になってきます。
ここでも報連相のコミュニケーションスキルが関わってきますね。
ビジネスマナー・一般常識
当たり前ですが、Webデザイナーも社会人の一員。クライアントに連絡をきちんと返さない、報告ができない、ましてや途中で連絡が途絶えて音信不通になるなどもってのほかです。
フリーランスではこういった一般常識がない方も一定数はいるようです。
つまり、迅速にクライアントに対応することで他と差をつけることが可能ということ。
即レスまではいかずとも、クランアントへの連絡は早めにするように心掛けましょう。
Webデザイナーになるための学習方法
以上、見てきたようにWebデザイナーになるためには多様なスキルが必要とされることがわかりました。
それでは、具体的にどのようにそれぞれのスキルを身につけていくのでしょうか?
デザインスキルを磨く
まず、デザインスキルを磨くためには、デザインの基礎を学ぶことが重要です。
色彩やレイアウト、タイポグラフィなどの基本的な知識を身につけることで、より美しいデザインを作ることができます。
また、デザインのトレンドを追うことも大切です。最新のデザインの動向を知ることで、より現代的なデザインを作ることができます。
デザインにはどれが正解という答えが無く、はっきりと言ってしまうと学習に終わりはありません。
様々なデザイナーさんがおっしゃっているように、バナーやサイトのトレースをたくさんすることでスキルが身に付いていきます。
手を動かすしか無いと言えます。たくさんのサイト・デザインを見て感覚を磨くことも大切です。
例えば普段街で見かける広告。建物やレストランのメニューなどなど、デザインされていないものは無いです。
意識して見てみましょう!
HTML/CSSの基礎知識を身につける
書籍やオンライン講座を利用して、基本的なHTML/CSSの文法や構文を学びましょう。
結局はスクールに入ったとしても、講義だけでは全く足りません…。
気付きましたか?はい、そうです。学習に終わりは無く、スクールに入ったらそれでデザインできるようになる!コーディングできるようになる!はありえないんです。
また、実際に手を動かしながらコーディングを行うことで、より実践的な知識を身につけることができます。
基礎知識が付いた後は、先述したように自分の気に入ったサイトをトレースし、コーディングをしてみるのがとても勉強になり上達します。
ですが、最初は手軽に学習できる初心者向けの書籍やプラットフォームを利用するのが良いです。
初心者向けHTML/CSSのおすすめ書籍
初心者におすすめな書籍はこちらです👇
- 「これだけで基本がしっかり身につく HTML/CSS&Webデザイン1冊目の本」
初心者が必ずと言って良いほど最初に学習する本。
本当のほんとに初心者レベルです。
私の周りでも、こちらか②の本で学習している学生がほとんどでした。
様々なWebデザイナーさんやスクールのサイトで紹介されています。
画像が多く、わかりやすいです!
かわいいカピバラさんと一緒に実際にサイトを作りながら進めていく方式で、楽しく学べます。 - 「1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座」
Webデザイナーは皆知っていると言っても過言ではないサイト:WebクリエイターボックスのManaさんの著書。
SpotifyではTwitterで有名な漫画を執筆している「かけだしちゃん」とコラボもしていて、そちらもWebデザイン学習者必聴の内容です!①の後に取り組むのが良いかもしれません。
もしもカピバラさん本をパラパラと見てみて、「もう既に書いてあることを把握している。少し物足りない」という方はこの本から学習を始めても良いでしょう。 - 「初心者からちゃんとしたプロになる HTML+CSS標準入門」
「1日30分からはじめる」がテーマの、「ちゃんプロ」シリーズ。
Web制作に関わる知識や技術を「読む」「練習」「制作」の3段階に分けて丁寧に解説しています。
記事ごとに「学習時間の目安」が書かれているのでスキマ時間の学習に持ってこい!
初めはあまりたくさんの書籍を買っても、実際にやってみなければ意味がありませんので着実にやってみましょう。
初心者向けプログラミング学習おすすめプラットフォーム
Webデザインに必要なHTML/CSS、Javascriptをはじめプログラミング言語を学べます👇
- Progate
https://prog-8.com/ - ドットインストール
https://dotinstall.com/ - 無料コーディング練習所
https://webdesigner-go.com/coding-practice/
JavaScriptの基礎知識を身につける
書籍やオンライン講座を利用して基本的なJavaScriptの文法や構文を学んで、実際にコーディングを行っていきましょう。
コミュニケーションスキルを身につける
コミュニケーションスキルも重要です。
日頃から周囲と話してスムーズな人間関係を築くこと。
年齢やスキル面のほか、面接まで行ったら応募者の面接時の話し方や雰囲気で企業は採用するかどうか決めます。結局は仕事って人対人なので、どんな人と仕事をしたいか?ということです。
採用後も、社内での雑談から会議での発言、クライアントとのミーティングでの話し方、フリーランスとして活動するのならプレゼン力プラス営業力まで必要になってきます。
プレゼンテーションの練習をすることで、自分のデザインを他人にわかりやすく伝えることができます。
プロジェクトマネジメントスキルを身につける方法
最後に、プロジェクトマネジメントスキルも大切。
マネジメントスキルと言っても大袈裟に考えるのではなく、日常の中で磨けます💡
もしお仕事されている方でしたら普段の仕事で意識的に進行管理してみる。
半年間の学習期間を取ることを考えているのでしたら、1ヶ月ごとのスケジュールを組んだり、細分化して1日1日のスケジュールやタスク管理をすることも立派な練習のひとつと言えます。
また、プロジェクト管理の書籍を読むことで、プロジェクトの進め方やスケジュール管理などの知識を身につけることもできます。
実際には、Webデザイン業界で就職してキャリアを積んでいく中で覚えていくものと言えます。
就職?フリーランス?Webデザイナーの働き方
とっても気になるのが、知識を習得後、Webデザイナーにはどんな働き方があるのか?ということ。
この辺りは、もしスクールに入ることを考えているのでしたらスタッフさんやメンター、トレーナーに相談しても良さそうです。
独学を考えていらっしゃる方は、自分でリサーチしてどんな働き方が自分に合うのか?考えたいですね。
制作会社に就職
これが一番イメージしやすいかもしれません。
Web制作を専門とする企業に就職する道です。
一般的に、クライアントを多数抱えているので、納期間際には忙しく残業が多くなる傾向があるようです。
就職活動をするにあたっては、初心者の場合でもポートフォリオの提出を求められることがほとんどです。
事業会社やインハウスデザイナーとして就職
事業会社や、企業のウェブ制作部門に就職する方法です。
一般的に制作会社よりはハードワークが少ないイメージ。
実際に聞いた話です。
私が通っていたスクールで仲良くしてくれている先生がいらっしゃるんですが、会社員時代は残業したくなかったから事業会社で働いていたとか。
退社後に個人で請け負ったサイト制作の副業をされていたそうです。
インハウスデザイナーも、納期前には残業が発生する可能性が高まります。
こちらのケースも、就職活動時にポートフォリオを提出するのが望ましいでしょう。
派遣社員として働く
正社員として就職するよりは少しハードルが低くなるのが「派遣社員として働く」。
派遣という形態は、企業と直接の雇用契約を結んでいるわけではないので残業が発生すると残業代が高くついてしまいます。
企業から見るとそれは不利なので、直雇用の正社員やアルバイトの方が派遣社員よりも残業が発生する傾向なのが一般的です。
事務作業とデザイン/コーディングを兼任する募集もちらほら。
また、派遣社員の方が直雇用のアルバイトよりも時給が高めです。
- 正社員として転職するには年齢的に厳しそう…
- アルバイトのお給料では生活できない…
という方は派遣社員に目を向けてみても良いでしょう。
フリーランスとして活躍する方法
一番初心のハードルが高いのがこちら。フリーランスで活動することです。
なぜなら、多くの方は特にお仕事をいただけるコネもなく、経験もない…という状態が多いかと思います。
そんな中、最初のお仕事をゲットするのが難しいと言われています。
フリーランスとして活躍するには以下の方法があります👇
- クラウドソーシングサイトに登録
- 個人でウェブサイトを制作して集客
- SNSで発信して集客
クラウドソーシングサイトに登録する場合は、自分のスキルや実績をアピールするプロフィールを作成し、案件に応募することが必要です。
Webサイトを作成したり、SNSで発信して集客する方法は、クライアントを惹きつける魅力的なサイトや、マーケティングスキルが必要になってきます。
Webデザイナーとして独立する方法
多くのデザイナーは、制作会社や事業会社で何年か実績を積み、顧客のつながりも獲得してから独立する形が多いです。
個人として活動したり、法人化する場合は自社でウェブ制作会社を設立する方法があります。
いずれにせよ独立する場合は、しっかりとしたビジネスプランを作成し、資金調達や法務手続きを行うことが必要です。
また、自社でウェブ制作会社を設立する場合は、社員の採用やマーケティング戦略の策定など、経営に関する知識やスキルも必要となります。
Webデザイナーのキャリアパス
Webデザイナーとしてのキャリアパスには、リードデザイナーやUXデザイナーにステップアップする方法があります。
Webデザイナーのキャリアパスとは
一般的なWebデザイナーのキャリアは以下の流れが多いです💡
デザイナー👉UIデザイナー
デザイナー👉Webディレクター
デザイナー👉アートディレクター
デザイナー👉Webプロデューサー
今はまだどの道に進みたいのか…?よくわからなくても大丈夫です。
デザイナーを経験してみたのちに、自分にどの適性があるのか?どんな仕事がしたいのか?が明確になってくると思います。
Webデザイナーからステップアップする方法
リードデザイナーは、プロジェクトのリーダーとして、チーム全体のデザイン方針を決定し、メンバーの指導やコーディネーションを行います。
リードデザイナーになるためには、デザインスキルだけでなく、コミュニケーション能力やプロジェクトマネジメントのスキルが必要です。
Webデザイナーとしてのキャリアアップの方法
Webデザインの分野は常に進化しており、新しい技術やトレンドが次々と登場しています。
Webデザイナーとして常に最新の情報をキャッチアップし、新しい技術やツールを習得することが必要になってきます。
プロジェクトの進行管理やスケジュール管理、コミュニケーションなど、プロジェクトマネジメントのスキルも大事です。
プロジェクトマネジメントのスキルを磨くことで、プロジェクトの成功に貢献することができます。
Webデザイナーに必須な「ポートフォリオ」って何?
「ポートフォリオ」という言葉は、アート系の学校出身の方は聞いたことがあるかもしれません。
それ以外の方はあまりピンとこないかもしれないですが、Webデザイナーにとってとても大切なものなんです。
ポートフォリオの重要性
Webデザイナーとしてのポートフォリオは、自分自身をアピールするために非常に重要なもの。
そのデザイナーが過去から今まで、作ってきた作品集です。
言わば、その人の歴史のようなものなんです。
ポートフォリオを見て、企業は応募者と面談するかどうかを決めると言っても過言ではないです。
ポートフォリオの内容が良かったため、経験者を募集していた企業も未経験の応募者と面談して採用に至った、という例もたくさん見てきました。
こういった例もあるので、志望している企業が経験者のみの募集だったとしてもあきらめずダメもとでチャレンジしてみましょう。
ポートフォリオはどうやって作る?
ポートフォリオを作るには、ハードルが低く簡単に作れる無料作成サービスを利用する方法から、イチから自身でデザインとコーディングをしてポートフォリオサイトを作る方法があります。
- foriio
ノーコード&簡単な操作で作れる
https://www.foriio.com/ - STUDIO
ノーコードで作れる
https://studio.design/ja/ - MATCHBOX
https://matchbox.work/
ポートフォリオのアピールポイント
ポートフォリオを作成する際には、以下の点に注意して自分をアピールしましょう。
実際に制作したウェブサイトを掲載する
ポートフォリオには、自分が実際に制作したウェブサイト/バナーなどを掲載します。※掲載の際、クライアントワークを載せる場合には事前にクライアントに許可を取れたものを載せます
また、制作したウェブサイトの種類やジャンルによって、自分の得意分野や専門性をアピールすることもできます。
トーンや趣向の違うサイトをいくつか載せることによって、様々なテイストの作品を作れることもアピールできます。
デザインのプロセスを説明する
ポートフォリオには、自分が制作したウェブサイトのデザインのプロセスを説明することも重要です。
どんな思考をして、どんな過程を経てその作品を作ったか。
長くなくて良いので、簡潔にわかりやすく書きましょう。
デザインのプロセスを説明することで、自分のデザインのセンスやアイデアの豊富さをアピールすることができます。
また、デザインのプロセスを説明することで、自分の制作スキルや経験をアピールすることもできます。
自己紹介文を載せよう
ポートフォリオには、自分のスキルや経験のほか、人柄が伝わるような自己紹介も載せたら相手にあなたがどんな人間か?伝わるのでおすすめです。
自分のスキルや経験は、ポートフォリオに載せた作品で十分に相手にわかります。
趣味や好きなこと、人からどう言われるか、座右の銘など、スキル以外のあなたという人間の魅力が伝わるような自己紹介を書くと良いですね。
ポートフォリオは、自分を良く知ってもらうための、相手に自分を売り込むためのカタログだと考えましょう。
買ってもらうためには当然良い商品を載せますよね。
それと同じで、自分が制作したウェブサイトの品質や完成度を高めることも重要です。
新しいサイトやバナーなどを作る度、スキルアップしたと感じられたらポートフォリオもアップデートしていくのが望ましいです!
Webデザイナーに必要な資格は?
Webデザイナーになるのに資格って必要なんでしょうか?
Webデザイナーになるのに資格は必要ない
答えはNO。特に必要ありません。
とはいえ、Webデザインやコーディングをする上であったら役にたつ資格というのは存在します。
将来的にデザインやコーディング、どちらもやっていきたいと考えているけどもコーディングが少し苦手…という方は、コーディングの資格があるのでその取得を考えるのも良さそうです。
Webデザイナーに役立つ資格とは?
Webデザイナーに必要ではないですが、実力を証明できる資格として、HTML/CSSの資格とJavaScriptなどの資格が挙げられます。
HTML5プロフェッショナル認定
HTML5、CSS3、JavaScriptなど最新のマークアップに関する技術力と知識を、公平かつ厳正に、中立的な立場で認定する認定制度
また、Webデザイナーに役立つ資格として、色彩検定、グラフィックデザインの資格、プロジェクトマネジメントの資格があります。
色彩検定は、色彩に関する知識を深めることで、Webサイトの配色やデザインに役立ちます。
グラフィックデザインの資格は、デザインの基礎的な知識を習得することで、Webサイトのデザインにおいてより高度な表現が可能になります。
プロジェクトマネジメントの資格は、Webサイトの制作において必要なスケジュール管理やチームマネジメントのスキルを習得することができます。
Webデザイナーに役立つ資格の詳細を今後アップする予定です!
Webデザイナーになるための資格取得方法って?
Webデザイナーになるのに必要なスキルを取得するためには、書籍や講座を利用することが一般的です。
Webデザイナーになるためには、特に資格が必要ありません。しかし実力試しに上記の検定試験を受けてみるのも良いですし、スクールを卒業して少し時間が経ってしまったので復習したいというケースにも良いでしょう。
資格があったら他の候補者より自身をアピールできるのは間違い無いですね。
いよいよ就職活動!大事なポイントって?
スクールを卒業したり、独学を経た後、制作会社や事業会社に向けて就職活動する場合を考えてみましょう。
就職活動のポイント
自分の年齢や社会人歴がどれくらいあるのか?
正規雇用だけを狙うのか、または派遣社員やアルバイト・パートも含めて応募するのか決めましょう。
年齢が30歳中盤以降の方は、派遣社員やアルバイトも視野に入れると決まる確率がアップするかと思います。
どのサイトから応募する?エージェントは?
転職・就職サイトには様々なものがあります。
また、クリエイター専門のエージェントも存在します。
エージェントを利用しながら、なるべく多くのサイトを活用するのが良いでしょう。
周りで就職・転職活動をし、内定を獲得していた人が実際に利用していたサービスを紹介します👇
- マイナビ・リクナビなどの一般的な就職サイト
マイナビやリクナビ、リクナビNEXT、wantedly、en japanなどのサイトでWebデザイン関連の職種を検索し、応募したパターン
- クリエイター専門転職サイト
Greenなどのクリエイター専門サイトから応募したパターン。
他にもエキスパートスタッフさん、マイナビクリエイターさん、find job!などがあります。 - エージェント
IT・Web専門のエージェント。プロが登録面談からポートフォリオ添削、就転職の相談に乗ってくれたり、企業への紹介もしてくれます。
特に未経験の場合、ポートフォリオのアドバイスをもらえるのは心強いです。
ウェブスタッフさんはコラムなども充実していてかなり力になってくれるそうです👉Webstaff - スクールの転職相談
利用していたスクールに転職相談サービスや紹介サービスがあるのなら積極的に活用しましょう。ポートフォリオの添削や面接の練習もしてくれるところもあります。 - 一般の派遣会社
パソナ、パーソルテンプスタッフ・スタッフサービス、アデコなどの派遣会社で、未経験もOKなWebデザイン関連の職種に応募するパターン。
ただ、多くの場合、派遣は即戦力を求められることが多いので案件は少ないかもしれません。
派遣/紹介予定派遣から正規雇用への道もあるので、派遣の選択肢を入れるのも良いでしょう。
履歴書/職務経歴書の書き方
- 経験者: スキルや制作実績、成果などをアピール
未経験者: 活かせるスキルや経験をアピール - スキルシートには、使用ツールや言語を経験年数まで細かく書く。
未経験の場合は、学習したツールや学習期間を記載 - 自己PRは具体的に書こう
単に熱意で終わらず、その企業の事業内容を踏まえて貢献できることを書く他の業界と同じように、業界の研究はもちろん、企業ごとに研究をする必要があります。
履歴書や職務経歴書の書き方は、未経験者は特に戸惑うことが多いと思います。
スクールの就職相談やエージェントを活用したり、クリエイター専門転職サイトのブログを参照したりして作成しましょう。
面接の受け方
就職活動や転職活動をしたことのある方がほとんどかもしれませんが、面接の受け方にはこれと言って他の職種と変わったことはないです。
事前に質問されることを予想し、答えられるよう準備しましょう。
- 志望動機・自己紹介・自己PR
- 長所/短所
- なぜWebデザイナーになりたいのか
- 志望職種(決まっている方はデザイナーorコーダー)
- 通ったスクール名・期間/独学の場合はその方法・期間
- 好きなサイトとその理由
- 使えるツール
など
ポートフォリオがある方は、載せた作品について説明できるようにしておきましょう。
- 参考サイト
- 使用したツール
- 作成に要した期間
- どういう思いを込めたのか
など
Webデザイナーとして成功するには?
Webデザイナーとして成功するための秘訣とヒント
Webデザイナーとして成功する。そのための秘訣ってあるんでしょうか?
「夢をかなえるゾウ」有名な本ですので、読んだ方も多いのでは?そのベストセラー本にも書いてあります…!
一言で言ってしまえば、「毎日確実に手を動かす」こと。
え!?
はい。そうです…。近道は無いんです。秘訣やコツを聞く意味は無いっていうことです。
トレースしまくること。です。
コツコツやっていくこと、これは何の道でも遠回りに見えますが、一番確実な方法なんです…。
Webデザイナーになるためのまとめ
Webデザイナーになるために必要なことや学習方法、キャリアパス、Webデザイナーとして成功するための秘訣とヒントをお話ししてきました。
Webデザイナーになるのに近道はなく、毎日デザインに触れて感覚を磨きつつ、作業する。これが確実でひとつしかない方法です。
それは就職できたとしても続きます。
昨今はChatGPTなどのAIの台頭がすさまじく、Webデザイナーの将来性も気になるところです。
それらを含め、これからもIT/Web業界について記事を更新していきますのでお楽しみに!