ようこそ学びの情報カフェ・星のまなびCafeへ！メニューをお選びください

プロローグ 🐈 💨 🐾 🐾 🐾

ふと気付くと、足元に一匹の見知らぬ猫がいた。

考え事をしながら歩いていたら、いつの間にか寄ってきたみたい。
私を見上げると、「にゃー」と鳴いて歩き出した。

少し歩いてから、振り返ってこちらを見ている。まるで私を待っているみたい。

「私を待ってるの…？どこ行くの」

言いながら、後を追いかけてみる。

私が歩くのをやめると、猫が立ち止まってこちらを振り返る。
やっぱり、「こっちに来い」って言っているみたいだ。

不思議なこともあるものだ。とにかくちょっとついて行ってみようか。

猫は、扉の前で立ち止まった。
何かのお店だろうか？ステキな洋風の建物だった。

猫は振り返り、また「にゃー」と私を見て鳴いた。
扉は少し開いていて、猫がその開いている隙間を通り抜ける。

カランカラン…🎶

猫が通ると、扉に取り付けてあるベルが鳴った。

その音に反応した人物が、扉の方にやって来た。
「またお出かけしてたのね。まあ、お客様を連れて来てくれたの。いらっしゃいませ！ようこそ。」

猫をなでたあと、こちらに気が付いた女性はそう言った。
涼やかな声と、見る者を安心させる柔らかい笑顔の女性だった。

「あ…、はい。」

なんだか昔から、この女性とこの場所を知っていたような気がしている自分に驚きつつ、私は足を踏み入れたーーーーーーー。

中に入ると、そこはおしゃれなパステルカラー調で統一されたカフェだった。

「さあ、お好きなお席へどうぞ」

少し店内を見回したあと、ゆったりとできそうなペールピンクのソファー席に座った。

「いらっしゃいませ。どうぞ！」
メニューがテーブルに置かれた。

見るとさっきの女性とは違う、快活な感じの女性だった。
肩につくくらいの長さのイエローがかった明るめの髪色。元気な印象を与える声。

「キャラメルラテをお願いします」

「かしこまりました。あとは、どうなさいます？」

「？」「あと…？」

「こちらから『今のお悩み』・『希望』をお選びくださいませ」

スタッフさんが指し示したメニューの裏側には、こう書いてあった。

「当てはまるものの左側に表示されているアイコンをクリックしてみましょう。
するとメニューが現れるので、興味があるものへ進んでみてくださいね！」