「今年こそはダイエットする!」「彼氏を作る!」「婚活する!」
新年が始まり、多くの方が抱負を立てるこの時期。
あなたは新年の抱負、もう立てましたか?
でも、その抱負はうまくいったためしがない、なんて人もいるのでは?
実は、新年の抱負の多くは達成できないまま終わってしまいます。
その理由は、抱負を立てる時点で大きな間違いを犯してしまうからなのです。
そう、抱負と目標を混同しているのです。
あなたの新年が、希望に満ちたものになるように、この記事をぜひお役立てくださいにゃ!
「新年の抱負」はなぜ叶わない?
多くの人が新年の抱負を叶えられないのはなぜなのでしょうか?
理由を説明します。
- 抱負がふわふわして抽象的
- 具体的な行動が伴わない
- 継続できない
- 本当に自分のやりたいこと、達成したいことではない
抱負がふわふわして抽象的
理由の1つは、「抱負が曖昧で、具体的でない」からです。
なんとなくその時の気分で、なんとなく抱負を決めた、ということも多いのでは?
「今年は健康になりたい」
「もっとお金を稼ぎたい」
「幸せになりたい」
など、どれも漠然としていて、具体性に欠けます。
そのため、何をしたらいいのかわからず、行動に移すことができません。
具体的な行動が伴わない
二つ目の理由「具体的な行動が伴わない」も一つ目の理由に通じていて、達成したいことを設定しても、具体的な行動計画ができていないから。
「ダイエットする」と言っても、何をどうすればいいのかわからないままでは、体重を減らすことはできません。
「彼氏を作る」と言っても、出会いの場に出向いたり、積極的にアプローチしたりしなければ、恋人はできません。
何日か後には、自分がその抱負を立てたことすら忘れていたりします。
継続できない
抱負は、1年間を通じて達成するもの。
せっかく抱負を立てても、計画した行動を継続できなければ当然挫折してしまいます。
本当に自分のやりたいこと、達成したいことではない
立てた抱負が実は「自分の本当にやりたいこと・達成したいことではない」ことが多いんです。
にゃんと…!!!
抱負を「自分の意思で決めた」と思っていても、それは本当に自分のやりたいこと、達成したいことではないかもしれません。
「親や友達に勧められたから」「世間一般的に良いとされているから」、という理由で抱負を立てても、本気で取り組むことはできません。
このような理由から、新年に立てられた抱負の多くは達成されないまま終わってしまいます。
「抱負」の意味とは?
「抱負」とは、心の中に抱いている決意や志望、計画のことです。
心の中にいだいている決意や志望。心の中にいだき持っている計画や決意
引用:デジタル大辞泉
使い方:「抱負を語る」
具体的には、
- 今年は痩せたい
- 資格を取りたい
- 新しいことに挑戦したい
- 新しい出会いを見つけたい
- もっと自分を磨きたい
など、今年1年間で達成したいことと、それプラス、行動計画を入れ込んだのが「抱負」ということになります。
「抱負」って、新年の挨拶の定番ですよね。
「今年もよろしくお願いいたします。今年の抱負は、〇〇です。」
と、新年の挨拶で語る人は少なくありません。
抱負を語る際は以下のように、叶えるための具体的な行動計画も一緒に語ると良いでしょう。
- 今年は痩せたい→「一年後までに10kg減らすために、毎日30分は運動する」
- 資格を取りたい→「日本語教師の資格を取るために、帰宅後毎日必ず1時間試験勉強をする」
- 新しいことに挑戦したい→「以前から興味のあったボートサークルに入会する」
- 新しい出会いを見つけたい→「複数のアプリに登録して、1週間に最低1人とデートする」
- もっと自分を磨きたい→「エステに1ヶ月に1回通い、内面も毎日読書時間を持って磨く」 など。
「目標」との違いは?
「抱負」と「目標」は、どちらも達成したいことを意味しますが、 「目標」は言わば、目指す「ゴール」。
1 そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの。「島を—にして東へ進む」
引用:デジタル大辞泉
2 射撃・攻撃などの対象。まと。「砲撃の—になる」
3 行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準。「—を達成する」「月産五千台を—とする」「—額」
例えば、「今年中に結婚する」「今年中にもっと条件のいい会社に転職する」など。
抱負を立てるメリット
抱負を立てることにはいくつかのメリットがあります。
- 目指すゴールと方向が明確になる
- 具体的な行動の計画を立てられる
- 自分の人生が充実する
- 自分に自信を持てて、周りの人間関係も良くなっていく
抱負を立てることで、自分が今年1年間で何を達成したいのか、明確にすることができます。
それによって脳に指令を与えることになり、目標に近づくために必要なことや情報が目に入るようになってくるのです。
また、抱負を立てることで、目標を達成するための具体的な行動計画を立てやすくなります。
例えば、「今年は資格を取りたい」と決めたら、資格試験の勉強方法やスケジュールを具体的に計画することが大切です。
これにより、目標達成の可能性を高めることができます。
そして、抱負を立ててそれを達成していくことで、自分の人生が充実したものになります。
物事をクリアできたときの達成感は、何物にも代えがたいものです。
「少しずつ目標に近づいている」と実感できると、自分に自信を持てるようになるもの。
目標を達成するために努力したことで、周囲から認められ、人間関係がより良好になるでしょう。
達成できる「抱負の立て方」とは?
達成できる抱負の立て方について、以下のポイントを押さえましょう。
- 悩みややりたくないことを書き出す
- 自分のなりたい姿・理想を書き出す
- 大きい目標から小さい目標に細分化する
- 具体的に期限を設け、数値化する
悩みややりたくないことを紙に書き出す
これがさっき言ったように「実はあなたの立てた目標は、あなたが心から望んでいる願いではないかもしれない」ことを探る鍵となります。
実は心の奥底で「長時間働きたくない」と思っている人が、年収アップのために「毎日仕事の後に副業をする」ことや「資格を取るためにスクールに通う」ことを目標にしていたりします。
自分が実は「したくない」と思っていることに自分で気付いていない場合もあります。
自分の心では違和感を感じるのに、世間体に合わせるため、親の期待に応えるために…と目標を設定していませんか?
自分の「本当の願い」と「目標」に食い違いがある場合、いくら目標を設定しても叶いにくいんです。
自分のなりたい姿・やりたいことを紙に書き出す
ここでは気楽に、自由に自分のなりたい姿や理想を書き出してみましょう。
例えば、「1年後までに在宅で働く」「ダイエットして美しいスタイルを手にいれる」など。
さて、「紙に書き出す」と言ってきたのには理由があります。
達成したい目標や学習計画を立てたら、紙に書き、可視化することが大切なんです。
そうすることで、脳にプログラミングをすることになり、あなたが目標を達成できる可能性が高まります。
目標を書く→目標達成に向けての詳しい計画を立てる→ 一貫性を保ちたいという人間の本能が働いて、目標が現実になる確率がグッと高まるというわけ。
ハーバード大学での研究にとても興味深いものがあります。
研究チームは同大学の学生たちに「目標をもっているかどうか」「目標を紙に書き出しているか」と質問。
回答は次のような結果に。
- 84%の学生は「目標をもっていない」と答えた。
- 13%の学生は「目標をもっているが、紙には書いていない」と答えた。
- 3%の学生は「目標をもち、それを紙に書いている」と答えた。
そして10年後に追跡調査が行われ、その結果は驚くべきものでした。
- 10年後、目標をもっていたが紙には書いていなかった13%の卒業生は、とくに目標をもっていなかった84%の卒業生の2倍の収入を得ていた。
- 10年後、目標を紙に書いていた3%の卒業生は、残り97%の卒業生の10倍の収入を得ていた。
(出典:President Woman)
大きい目標から小さい目標に細分化する
大きい目標(ゴール)を立てたら、期間をいくつかに分け、小さい目標を立てましょう。
次に、目標から逆算して、それぞれの期間に何をするべきか決めましょう。
例えば、
目標:「1年後までに在宅ワークで働く」
在宅ワークができる職種を洗い出した & 自分の興味の棚卸しをした結果「Webデザイン」のスクールに通い、学んだスキルを活かせる在宅ワーク可能な会社に就職する計画を立てる場合
「6ヶ月でWebデザインの勉強をする」
「3ヶ月目から名刺作成やバナー作成などの仕事に挑戦し始める」
「6ヶ月目から転職活動を始める」など、身に付けるべきスキルや取るべき行動をリストアップしていきましょう。
ゴールが遠いように見えても、期間をいくつかに区切って、それぞれに小さい目標を立てることで一つ一つのハードルは低くなりますよね。
具体的に期限を設け、数値化する
小さい目標に細分化する際、大切なのが「期限」と「数字」を設定すること。
「今年中にダイエットして5キロ痩せる」という目標なら、「1ヶ月に1キロずつ痩せる」
「週に3回、30分以上の運動をする」など具体的にしましょう。
新年に新しいことを学ぶススメ
新年を迎え、「新しいことに挑戦したい!」という気持ちになる人も多いのではないでしょうか。
特に今年は、新しいスキルを学んでキャリアアップや、キャリアチェンジすることをオススメします!
その理由は…。
生成AIの登場により仕事の変革が迫っている
近年では、生成※AIの登場により、仕事の変革が迫っています。
※生成AIとは、テキストや画像、音声などを生成するAIのこと。
生成AIの登場により、これまで人間が行っていた仕事の多くが、AIに代替される可能性があると言われているんです。
その反面、新しく産まれる職種の方が多いと予測されていて、AIと人間が協働することで、生産性が飛躍的にアップするとも言われています。
国が5年間で1兆円をリスキリングに投入すると表明
生成AIと人間が共生する時代。
そんな時代を生き抜くためには、新しいことを学び続けることが大切です。
国もリスキリングの重要性を認識しており、「5年間で1兆円をリスキリングに投入する」と表明しています。
リスキリングとは、現在の仕事に活かせる・またはキャリアチェンジのためのスキルや知識を身につけるための学習のことです。
国や地方自治体から出るリスキリング補助金を利用することで、オトクに学ぶことができるんにゃ!
リスキリング補助金を利用してオトクに学ぼう
リスキリング補助金は、企業や個人がリスキリングのための費用の一部を補助する制度です。
受けられる講座やコース分野は多岐に渡るので、あなたが受けたいものが必ず見つかるはず。
受講可能なリスキリング講座の一例
- プログラミングやWebデザイン等のデジタル分野
- 医療や介護・福祉、保育分野
- 語学含むビジネススキル
- 設計製造分野
- 理美容
- 事務系
- 簿記
私は以前、ハローワーク主催・無料のハロートレーニングで「ネイリスト養成講座」を受けたことがあります!
その時にできた友人たちとは今でも仲良くしていますよ✨
補助を受けられる人の条件や、補助金の額は、どの制度を利用するかによって変わってきます。
あなたはどのリスキリング補助金を利用できる?のかはこちらの記事をご確認ください。
新しい年の始まり!希望を持って一緒に歩んでいこう
新しい年の始まりは、何かと新しいことにチャレンジしたくなりますよね。
新しいことを学ぶことで、自分自身の世界を広げることができます。
この記事では、新年の抱負の立て方や、新しいことを学ぶことの大切さについてお伝えしてきました。
何がいつ起こるかわからないこの時代。
悔いを残さないよう、新年の始まりのこの時期に、ぜひ新しいことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
あなたをいつでも、どこでも応援しています!